経済学部新任教員のご紹介 (髙井計吾先生)

令和3年4月1日付で長崎大学経済学部に髙井 計吾 (たかい けいご) 助教が着任されました。

【研究内容】「ベンチャー企業のネットワークと成長戦略」

ベンチャー企業が「つながり」を通じてどのように資源を獲得し、成長を図っているのかを探っています。

ベンチャー企業は大企業のように豊富な資源を持っていないため、必然的に取引先や顧客とのつながりの構築が成長戦略の鍵になります。

複雑に絡まったつながりの網目＝ネットワークを分析し、どのような要因がベンチャー企業の成長につながるのかを研究しています。

【担当授業科目】「経営戦略論」

大企業からベンチャー企業まで、さらには業界も時代も異なる企業が多数登場します。それらの企業がどのように目的を達成し、成長しているのかを経営戦略の視点から学んでいきます。

経営戦略の分類や理論の紹介に加えて、様々な事例を用いることで、講義で学んだ理論の用い方や身の回りの出来事の捉え方に関して理解を深められるようにします。

【学生の皆さんへメッセージ】

「なぜ」「どのように」という「理屈」を突き詰めることは、すべての学問に共通する大切な考え方です。

その一方で、理屈では説明できない出来事も現実にはたくさんあります。「理屈」と「現実」のどちらか一方に留まることなく、2つの世界を自由に行き来できるような柔軟な視点を身につけてもらいたいと思います。