NEWS

経済学部新任教員のご紹介 (三輪 加奈先生)

令和4年4月1日付で長崎大学経済学部に三輪 加奈 (みわ かな) 准教授が着任されました。


【研究内容】

「カンボジアにおける子どもの健康・教育に関する経済学的分析」

東南アジアに位置し、開発途上国の一つであるカンボジアを対象に、将来の担い手である子どもの健康と教育をテーマに研究をしています。

カンボジアは、製造業の特に縫製・製靴業を中心に経済成長を続けていて、人びとの所得水準や生活水準は向上しています。それは子どもの健康・栄養状態や教育に良い影響を与えると考えられる一方で、児童労働を増加させ教育に支障をきたす可能性があることや、特に親が家の外に働きに出ることで子どもが十分なケアが受けられなくなるなどの負の影響も懸念されています。最近の研究では、そのような縫製・製靴業の拡大が子どもの健康と教育にどのような影響を与えるのかに特に着目をしています。

【担当授業科目】

「開発経済学」

現在、世界人口の約83%は開発途上国 (発展途上国) に暮らしています。一概に開発途上国といっても、所得水準に大きな違いがあり、また地理的条件や文化、制度なども国により異なることから、開発途上国は多様で個性豊かな国々の集まりといえます。そんな開発途上国の経済学が「開発経済学」です。

講義では、開発途上国の経済発展を理解するための基礎的事実と理論に加え、現在の開発経済学を理解するために不可欠な数量分析の手法などを中心に学習します。

【学生の皆さんへメッセージ】

大学4年間はあっという間です。さまざまなことに興味・関心をもち、柔軟で広い視野で物事を捉えられるような力を身につけてください。

(以上)