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民を重んじた思想家 神田孝平


経済学部の南森茂太准教授は、日本経済史・日本経済思想史を専門に研究をしており、幕末から明治初期にかけて活躍した思想家、神田孝平 (1830-98) について著書にまとめました。

神田孝平は、思想家・官僚として活躍し、思想家としては福沢諭吉と並び立つ同時代の人びとから注目され、また官僚としては大久保利通、木戸孝充にも恐れられる存在でした。しかしながら、神田は現在では忘れられた人物となっています。

本書はこのような神田の思想、さらには官僚、思想家としての活動に注目し、彼の埋もれた業績を掘り起こし、その歴史的・現代的意義を明らかにしました。