開発途上国の経済学

現在、世界人口の約84％の人びとが開発途上国（発展途上国）に暮らしています。一概に開発途上国といっても、所得水準に大きな違いがあり、また地理的条件や文化、制度なども国により異なることから、開発途上国は多様で個性豊かな国々の集まりといえます。そんな開発途上国の経済学が「開発経済学」です。講義では、開発途上国の抱えている課題や経済発展を理解するための基礎的事実と理論に加え、現在の開発経済学を理解するために不可欠な数量分析の手法などを中心に教えています。

開発途上国への理解を深める。

ゼミは「開発途上国の抱える問題・課題を考える」をテーマとし、開発途上諸国における貧困、社会・経済開発の問題等を中心に学んでいます。開発途上国の貧困問題などについて、文献などでその現状を知るだけでなく、自ら情報を収集したり理解を深めるために、グループディスカッションやプレゼンテーションを多く取り入れています。教室での開発途上国に関する議論は想像の域を出ないため、今後はゼミ生と一緒に現地に行けたらと考えています。

カンボジアの人々に魅せられて。

研究対象としてカンボジアを選んだ理由は、初めてカンボジアに行った際に、カンボジアで出会った人々の明るさ、強さに魅了されたからです。カンボジアは、1975～1979年のポル・ポト政権下での大虐殺、その前後の内戦により多くの人々が犠牲となった過去があります。家族・親類・友人など、みんなが誰かしらの大切な人を失いながらも、それでも前を向き歩みを進めようとするカンボジアの人々と出会い、今後もカンボジアと関わっていくことを決めました。

長崎・九州のいいところ探し中！

九州出身ではないので、長崎を含めた九州全体の魅力、いいところを探してます。おすすめの食べ物、場所、モノ、アクティビティなどなど教えてください！

柔軟性と広い視野を大切に。

無数の選択肢の中から、「これ！」という何かを見つけるのはなかなか大変です。大いに悩んでください。また、大学入学後、卒業後、就職後、その他いろいろなタイミングで軌道変更・修正は可能です。さまざまなことに興味・関心をもち、柔軟で広い視野で物事を捉えられるような力を身につけてください。