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Faculty of Economics,
Nagasaki Univ.

長崎大学 経済学部

The dance floor of economics

長崎大学
経済学部
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加藤 隆宏准教授

  • 総合経済第二講座
  • 地域デザイン領域
担当講義
租税法、
行政法、
卒研・専門ゼミ(租税法研究)、
租税と社会、
初年次セミナー
専門分野
租税法
研究テーマ
国際租税法

租税は国家の基礎を支えるものです。

租税は、公共サービスの主要な財源であり、国家の基礎を支える重要なものです。また、租税は、社会で行われている様々な経済取引を対象とするものであり、社会や経済の様々な場面で関わりを持つ必要が出てきます。こうした租税に関する法律である租税法の講義では、身近な所得税や消費税の考え方や仕組みを中心に学びます。
租税法について学ぶことによって、租税がより身近な存在になるとともに、租税を通して社会や経済の仕組みについて知ることができます。学生の皆さんが、将来、一人の納税者として自分の頭で考えて行動できるような知識を身に付けることを目的としています。

グループワークを通した租税理論中心の学び

租税法のゼミでは、租税法の理論面に焦点を当てることとし、グループごとにテキストの内容についてのプレゼンテーションと検討を通して学習を進めます。グループ内でプレゼンテーションを行なったり、他のメンバーのプレゼンテーションを評価したりすることで、テキストの理解をより深めることができます。
租税法の講義ではカバーしていない、法人税法や相続税法も対象とし、より広く、より深く租税法を学ぶため、自分の興味・関心に即したテーマを選んで卒業論文の作成に臨めます。

国税庁や財務省での勤務経験を活かしたいと思っています。

研究テーマは国際租税法(BEPSやデジタル・エコノミーに対する課税など)です。国際租税法は、租税法のうち、国境をまたぐ財・サービスの取引に対する課税を対象とするもので、近年、重要性が増しています。これまで国税庁、財務省主税局、OECD事務局での勤務で国際租税法に携わってきました。こうした実務経験を活かして、国際租税法についての研究を進めたいと考えています。

現代建築を見て回ることが趣味です。

趣味は、建物を見て回ることで、建物の中でも、特に現代建築が好きです。
日本の主要都市の現代建築も見て回っていますが、フランス赴任期間中に、パリのグラン・プロジェの一環として建てられたアラブ世界研究所やルーブル美術館のピラミッドなどの建築やル・コルビュジエの建築(サヴォア邸やロンシャン礼拝堂)などを見て回ることができたのはよい思い出です。最近はアジアの主要都市にも素晴らしい現代建築が増えているので、ぜひ行ってみたいと思っています。

自分の頭で考える時間を大切にしてください。

現在は、インターネットで調べたり、ChatGPTなどの生成AIに質問したりして、比較的簡単に答えが見つかる時代です。私自身も、インターネットを活用してイギリスなど海外の税制を調べる仕事をしていました。また、大学の研究でもインターネットの活用は不可欠です。
今後ますます、こうしたツールを上手く使いこなせる能力が必要になってくるのかもしれませんが、依然として自分の頭で考える力の必要性は変わらないはずです。いろいろなモノを見たり、聞いたり、経験したりして、自分の頭で考える時間を大切にしてください。