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Faculty of Economics,
Nagasaki Univ.

長崎大学 経済学部

The dance floor of economics

長崎大学
経済学部
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桑波田 浩之准教授

  • 総合経済第一講座
  • 経済コース
  • 国際ビジネス領域
  • インターゼミ
担当講義
国際経済学Ⅰ・Ⅱ、
専門ゼミ、
卒論ゼミ、
初年次セミナー
国際経済学特講、
国際経済学特論
専門分野
国際経済学、
国際貿易論
研究テーマ
不確実性下の企業の輸出・海外直接投資行動
所属学会
日本国際経済学会、
日本経済学会、
アメリカ経済学会

身近なテーマで国際貿易のしくみを理解する。

現代は、国境を越えて商品やサービス、人、資金が行き交い、国際的な取引が日常的に行われています。国際貿易論では、このような商品・サービスの輸出入や外国への投資、人々の国境を越えた移動がどのような要因で起こり、産業構造や所得にどのような変化をもたらすのかを学びます。また、関税や輸出補助金などの貿易政策が貿易パターンや経済厚生に与える影響についても検討します。授業では、新興国の台頭や米中貿易摩擦、新型コロナウィルスなどの具体例を挙げ、貿易理論の現代経済への有用性を感じてもらえるよう心掛けています。新しい理論や分析手法、データの活用などの最新の研究動向についても紹介します。

他大学とのインターゼミ等を通じて主体性を育む。

専門書の輪読と並行して、他大学とのインターゼミを行っています。東北地方の国立大学のゼミナールと「若者の県外流出を防ぐには」という共通テーマで、プレゼンテーションやディスカッションを行っています。異なる出身地やバックグラウンドを持つ学生が交流することで、相互理解が深まり、成長の機会に繋がると感じています。また、日本経済新聞社が主催する円ドルレートを予想する大会への参加や、日本で唯一の国際港であった歴史を持つ長崎港の見学など、学生の主体性を尊重して、様々な活動に取り組んでいます。

失われた10年と停滞の原因

私が大学生の頃、日本は失われた10年 (現在は失われた30年) と呼ばれ、大手金融機関の破綻や大学生の就職率が過去最低となるなど、経済は大きく低迷していました。その中で、日本経済の停滞の原因について関心を持ちました。はじめは財政・金融政策について学んでいましたが、次第に日本の主要産業であった製造業の衰退や、技術革新の停滞、日本と諸外国との制度の違いなどに興味が移り、大学院では国際貿易論を専攻しました。現在は、コロナウィルスの感染拡大により、世界各国が大きな打撃を受けたことから、他国で生じたショックが貿易やサプライチェーンを通じて国内に及ぼす影響や、その波及経路について研究しています。

野球観戦

大学時代、プロ野球球団の横浜ベイスターズの球場が近くにあり、野球観戦に足しげく通いました。それ以降、野球観戦が趣味になっています。当時、球団はBクラスが定位置で、負けて悔しい気持ちで帰ることも多かったのですが、現在は首位争いに加わることもあり、選手たちの活躍を楽しくみています。

悔いのない高校生活を

勉学、部活動、友人との学生生活など、高校時代に学んだことは、その後の人生の礎になります。友人を大切にし、悔いの残らない学生生活を過ごしてもらえたらと思います。受験勉強は辛いことが多いですが、その努力は絶対に無駄になりません。自分で限界を決めず、挑戦を続けてください。