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Faculty of Economics,
Nagasaki Univ.

長崎大学 経済学部

The dance floor of economics

長崎大学
経済学部
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式見 拓仙准教授

  • 総合経済第一講座
  • 地域デザイン領域
  • 統計的推測
担当講義
統計学Ⅰ、
統計学Ⅱ
専門分野
統計学
研究テーマ
大偏差確率、
逐次解析
所属学会
日本統計学会

入門レベルの伝統的な統計学 (標本理論)

統計学は観測されたデータを整理、要約してデータが有している特徴をわかりやすく提示することを目的の一つとしてます。さらに、それだけではなくデータの背後にあって、データとして観測されていたかもしれないデータの全体(これを母集団といいます)の特徴や性質を観測されたデータから帰納的に推論することをも目的としています。授業では教科書に沿って、データの要約、確率論、標本分布論、推定、検定を順に説明していきます。

初級から中級レベルの数理統計学をゼミ生全員の輪読で学んでいきます。

「統計学」の授業では数理的なことはあまり深入りしませんが、ゼミでは授業を履修済みであることを前提に、ややレベルを上げた数理統計学を勉強していきます。例年一つのテキストを選定し、毎回各学生に範囲を指定して事前に勉強してきてもらい、勉強してきたことを(わからないことをも含めて)、発表してもらいます。練習問題を解いてきてもらうこともあります。

最適停止問題に面白みを感じて。

研究課題の一つは逐次解析または最適停止問題という統計学(あるいは確率論)の一分野です、通常の統計学では標本数は事前に決められておりますが、最適停止理論ではデータを1つ1つ観測し、その都度さらに観測を続けるか観測を止めるかを判断して、なるべく少ない標本数で最適な決定を試みます。もう一つの課題は事後分布が真のパラメータから外れたところでどのように振る舞うのかという問題です。パラメータの一致推定量が存在するならば、事後分布は真のパラメータに集中しますが、それから外れたところでどのように確率が減衰していくのかを調べます。

目標を持って自律した生活を

以下は昔大学生であった自分に対する自省と悔恨を込めたメッセージですもあります。大学4年間は瞬く間に過ぎ去っていきます。大学生になると自身の裁量の範囲が広まりますから、何を学ぶか明確な目標がないままぼんやりすごしていると達成感のないまま卒業を迎えてしまいます。どの大学であろうと入学が決まったら、そのときから大学生活の目標と青写真を描いておいてください。