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Faculty of Economics,
Nagasaki Univ.

長崎大学 経済学部

The dance floor of economics

長崎大学
経済学部
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山口 純哉准教授

  • 総合経済第一講座
  • 地域デザイン領域
  • 長崎みやげ
  • エシカル消費
  • 地域貢献
担当講義
地域経済論、
地域政策論
専門分野
地域経済学
研究テーマ
まちづくり、ソーシャルビジネスや震災復興という観点からみた地域社会の持続可能性
所属学会
日本経済政策学会、
日本地域経済学会

地域経済を診断、治療するために必要な知識

身体の仕組みを知らない医師、手術の技法など治療方法を知らない医師が患者を診察、診断、治療できないように、地域経済の基本的な仕組みや地域経済の治療方法である地域政策を知らない者は、地域経済を診断、治療できません。地域経済論では、地域社会における雇用や所得が決まる仕組みである経済循環や、それを担う地域産業について講義しています。また、地域政策論では、地域社会における雇用や所得を改善するための手法、その立案から実施にいたる過程を学びます。もちろん、いずれの講義にも、理論だけではなく、豊富な事例を盛り込んでいます。

地域社会の持続可能性

地域経済論や地域政策論で学んだことを踏まえて、少人数で更なる学術的知識の修得、地域社会における調査や実践に取り組んでいます。たとえば、地域経済の持続にかかる環境や人研などの社会的課題の克服と経済との両立に関する書籍を輪読したり、エシカル(倫理的)消費などの社会的な行動にかかる消費者の調査を実施したり、実際にエシカル消費につながる商品を販売してみたりと、地域社会の持続に貢献できる人材となれるよう、2年間、机上と現実社会とで学びます。

阪神淡路大震災からの復興が導いた地域経済学

高校生のとき、国内に餓死する人がいるのに、国民全員に3%の消費税を課す政府はけしからん、どうすれば良いのか考えなきゃ、と思って経済学を志しました。大学生のときには、一生涯に支払う税金(負担)と受ける行政サービス(受益)の損得勘定が世代によって異なることに疑問を感じて、世代会計をテーマに卒業論文を執筆しました。その後、大学院では国の税制や経済政策を研究する予定でしたが、阪神淡路大震災に遭遇し、神戸市長田区の復旧や復興に関する個人や企業の調査に参加する中で、地域社会の持続に興味を持ち、地域経済学に転向しました。

未知の世界に向けて、Engage!

1966年にアメリカで放送が始まり、現在までに約800話が放映されたスタートレックというSFテレビドラマ。22~24世紀、「貨幣のなくなった世界」で、様々な星に暮らす種族が交わる様子を個人、組織、星や宇宙の視点から描いた物語。私は2週目、延べ1,200話くらい見ていると思いますが(笑)、Voyager(ヴォイジャー)というシリーズがお気に入りです。多様性が重視される今の世の中を先取りした世界観を、皆さんもぜひ楽しんでください。想像、妄想する力を磨くにもぴったりな素材です。Engage!(発進!)

理想を描いて「なぜ」を問う!

自分でも社会でもかまいません。日々変わってもかまいませんし、今この瞬間だけでもかまいません。何らかの理想を掲げると、理想-現状=問題が見つかります。想像して、妄想して理想を掲げて問題に気づき、なぜ問題が発生しているのかを問う癖がついてると、大学、経済学部での学びが加速します。そんな皆さんとキャンパスでお目にかかれる日を楽しみにしています。