LOADING...

Faculty of Economics,
Nagasaki Univ.

長崎大学 経済学部

The dance floor of economics

長崎大学
経済学部
SITE TOP

髙井 計吾助教

  • 総合経済第二講座
  • 経営コース
  • 社会イノベーション領域
  • 長崎みやげ
  • ラーメン屋の儲けについて
担当講義
経営戦略論、
経営戦略ケーススタディ
専門分野
経営戦略論、
経営組織論、
組織間関係論
研究テーマ
ベンチャー企業の組織間ネットワーク
所属学会
組織学会、
日本ベンチャー学会

「いかに儲けるか」を考える学問

私が担当している経営戦略論は、あえて極端に単純化すると、「いかに儲けるか」を考える学問分野ということになります。これは一見簡単そうに見えますが、考えるべきことは複雑多岐にわたります。例えば、「うまいラーメンを提供するラーメン屋は儲かる」は成り立つでしょうか。立地が悪い、ラーメン激戦区である、人手が集まらないなど、うまくても儲からない理由は無数にあります。これらのラーメン屋の儲けに影響する要因を解きほぐし、「内部資源」「外部環境」を考慮して目的を達成する(=儲かる)道筋が理解できるように、複数の視点をふまえた理論と現実の企業の事例を交えて講義を行っています。

長崎の問題をクライアント企業とともに考える。

高井ゼミは、クライアント企業との協働を通じた問題発見と問題解決、およびそれらの過程を通じた学習を主体に実践的なゼミ活動を行っています。具体的な活動内容はクライアント企業に応じて変わりますが、例えば2022年度は、古着マーケットなどのイベント開催など、若者層をターゲットに稲佐山の魅力を伝える企画に取り組みました。2023年度はかもめ市場内のお土産店「すみや」さんと協働し、長崎お土産のPR施策に取り組んでいます。活動テーマを砂糖文化由来のシュガーロードに設定し、長崎の歴史にとって重要な砂糖・お菓子文化の学習と認知度向上を目指してゼミ活動を行っています。

重なり合う関係性を説明し、図像化できる「ネットワーク」

家にいるときはお父さん、会社では課長、お店に入ればお客様というように、同じ人が他の人との関係性に応じて呼び名が変わることを面白いと感じていました。それから大学で経営学を専攻し、その中のマクロ組織論、組織間関係論という分野で、組織においても他の組織との関係性が重要であることを学びました。その中で出会った概念がネットワークです。ネットワークの考え方を用いることで、網の目のように広がり、重なり合う人や組織の関係性を説明し、さらに点と線を用いて星座のように図像化できることに魅力を感じました。

歴史と文化から探る、長崎のお土産の魅力発見

専門ゼミの活動がきっかけで、長崎のお土産に興味を持つようになりました。出島と砂糖伝来の歴史、長崎銘菓「よりより」と中国文化の関係など、お土産と土地の風俗、文化が密接に結びついていることをあらためて確認しました。上記のゼミ活動とあわせて、大阪出身・長崎在住である私の「半・外部者」の視点から長崎のお土産の魅力を発見・発信できたらいいなと思っています。

色々な経験を楽しんでください。

様々な講義に出て、様々な人と話し、様々な場所を訪れ、様々な芸術に触れてみてください。中にはよく理解できない物もあると思いますが、気にせず詰め込んでください。そうすることで、ある日、全く異なる事物の間に予想もしていなかった結びつきが生まれることがあります。とても愉しい経験ですので、大学に入ってできるだけ多く味わってみてください。