NEWS

経済学部新任教員のご紹介 (辺見英貴先生)

2021年5月6日

令和3年5月1日付で長崎大学経済学部に辺見 英貴(へんみ ひでたか)助教が着任されました。


【研究内容】「職場における従業員の沈黙と発言」

僕の専門は、従業員の行動について扱う組織行動論です。特に、企業の職場における従業員の発言や沈黙のマネジメントを研究テーマとしています。企業のイノベーションや生産性を促進するためには、従業員は適切な状況で発言をすることが必要です。例えば、職場の会議で上司に対して従業員が積極的にアイデアや意見を発言するためには、どのようにマネジメントすればいいのかといった問題について研究しています。

最近の研究は、COVID-19の影響によるオンラインコミュニケーションにおける従業員の発言や沈黙について扱っています。


【担当授業科目】企業論A、B、中小企業論

企業論や中小企業論では、企業のメカニズムや社会的な役割・位置づけについて学んでいきます。企業は単に利益を追求するだけではなく、地域や社会にどのような貢献ができるのかを考える必要があります。本講義では、実際の企業の事例をもとに、分かりやすく実感のある内容を展開していきます。本講義の目標は、企業や社会が抱えている問題や、僕たちが直面している社会的な課題に対して自分なりの答えを探し出すことです。


【学生の皆さんへメッセージ】

はじめまして。経営学は、社会人になって活かせるスキルを身につけるだけではなく、学生生活にも活かすことのできる学問です。例えば、サークルやアルバイト先で、どうしたらメンバー同士で活発な交流ができるだろうか、どうしたら良いチームをつくれるだろうかといった問題は、経営学の知見をもとに考えることができます。このような経営学における思考の枠組みを大学の授業やゼミで学び、実践の場で応用していきましょう。