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Social Good Square NAGASAKI in 長崎県庁舎 (経済学部地域経済論ゼミ)

経済学部の地域経済論ゼミで学ぶ学生が、持続可能な地域社会を実現するために、自然や社会に負荷をかけない商品や製造工程を、長崎県職員をはじめとする長崎県民に紹介、販売し、そのような商品の消費を促す「Social Good Square NAGASAKI (以下、SGSN) in 長崎県庁舎」を、令和4年10月11日(火)~12日(水)の2日間、長崎県県民生活環境部県民生活環境課の協力を得て、長崎県庁1階のイベントスペースにて開催しました。今回は、2021年12月から5回にわたって実施してきた販売会に、取扱商品を製造する企業の経営者による講演会を加えたプログラムとなっていました。

約30名の県庁職員が参加した講演会では、地域経済論ゼミの学生によるSDGs、エシカル消費やソーシャルグッドにかかるミニレクチャーに続いて、本学部卒業生で佐世保市、大村市や諫早市で障がい者就労支援事業等に取り組む株式会社フォーオールプロダクトの石丸徹郎代表取締役が「『捨てたくない』と『働きたい』から生まれる未来」と題して講演されました。学生のミニレクチャーには「SDGs、エシカル消費やソーシャルグッドが求められる理由がよくわかった」などの感想が、石丸氏の講演には「障がいを持つ皆さんが働く製造工程を知ることで商品がもっと魅力的になることを実感した」などの感想や多数の質問が寄せられたようです。

また、販売会では、最大限の安全性と最小限の環境負荷をコンセプトに製造されたタオル、国内各所で採集されたプラスチックの海ゴミを粉砕、成型して製造されたキーホルダー、就労支援施設や企業で障がい者がデザインや製造したバッグや石けんなどが紹介、販売され、220名程度が来場し、130名程度が購入されました。学生と話し込む来場者や購入者も多数みられ、「このような商品についてさらに学んだ上で業務に取り組みたい」といった県職員としての声、「このような商品の消費を通じて地域社会の持続に貢献したい」など消費者としての声が多数きかれたとのことでした。

2日間の開催を通じて学生からは「思った以上に県職員の皆さんが既にSDGs、エシカル消費やSocial Goodなどを念頭に仕事に取り組もうとしていることがわかった」「さらに深く地域の持続に資する商品、事業所や政策について学び、消費者への啓発はもちろん、市町や企業に自然や社会に負荷をかけない活動に取り組んでもらえるよう働きかけたい」という振り返りがありました。

なお、今回の取り組みについては、NCC長崎文化放送のニュースでも下記のリンクのようにとりあげられましたので、ぜひご覧ください。

長崎大生が「SDGsな商品」を販売
https://www.ncctv.co.jp/news/107369.html?fbclid=IwAR3UHi0uxEsko96OPb_Erdy-TgY5LCcqJuRJVKE0niVOVN0TKPTerTiYrvI

また、今回の取扱商品を製造する事業所は、下記のリンクの通りでした。
IKEUCHI ORGANIC
https://www.ikeuchi.org/

テクノラボbuøy
http://www.techno-labo.com/rebirth/

FOR ALL PRODUCT
https://www.for-all-product.com/

L VILLAGE
https://instagram.com/lvillage.omura1

ねば塾
http://www.neba.co.jp/