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「長崎大学経済学部」と「長崎かんぼこ王国」が協同し、
地域産業の課題解決に向けた取り組みがスタート
~ビジネス実践力育成プログラム~

経済学部の「ビジネス実践力育成プログラム」は、変化が激しい今日の社会の中で、様々な人々とともに新しい価値を生み出していく力、すなわち専門知識を活かして、企業や自治体が抱える課題に対して実業界の人とともに考え抜き、一歩踏み出す力を育成することを目的としています。

今年度の本プログラム (基礎ゼミ) では、長崎蒲鉾水産加工業協同組合「長崎かんぼこ王国」様にご協力いただき、学生達が興味を持ち、学んだ知識や若者ならではのアイデアを活用して実践的に学び、両者にとって有益な成果を生み出すことを目指します。

6月12日(月) の第1回講義では、長崎かんぼこ王国から株式会社長崎杉蒲の杉永幸之助氏にご登壇いただきました。

杉永氏からは、長崎県生麺共同組合、カゴメ株式会社と共同で開発した新ご当地メニュー「ちゃポリタン」や「おでん電車」の紹介や、課題としている「若者の消費拡大」、「長崎かんぼこの知名度」について説明がありました。

講演後には、蒲鉾の試食会が開かれ、パッケージや味などの評価を学生たちがアンケートで回答し、意見交換もするなど活発な交流が行われました。

今後は、蒲鉾工場に学生たちが直接訪問、現地調査を行い、課題解決に向けてアイデアを関係者と一緒に考えていきます。

《講義を受けた学生のコメント》

「長崎は、蒲鉾という印象をこれまで持つことはなかった。今回の授業を通して、長崎の魅力として、カステラや角煮だけではなく、蒲鉾もあるということを知ることが出来た。」

「今回の講義で、かまぼこの魅力に気づくことができた。また、担当者の方のお話しを聞いたり、試食したりすることで会社ごとに違う魅力があり、それぞれに生産者の気持ちがこもっていた。これから意見交換をしながら、解決の手がかりを見つけていきたい。」

長崎かんぼこ王国 (kanboko-oukoku.jp)