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長崎市内の事業者5社をお招きして、第1回「領域演習」講義を行いました。
6月11日(火) に、経済学部では、長崎市内の事業者5社をお招きして、「領域演習」の第1回講義を行いました。
長崎大学経済学部では「実践的なエコノミストの育成」を教育理念としており、2コース×3領域制で、ビジネス実践力の育成に向けた教育を行っています。
3領域のうち、「社会イノベーション領域」では、2年生を対象とした少人数教育 (ゼミ) 科目の「領域演習*」を配置し、「地域や社会にある生きた課題」を題材にしています。今年度 (第2クオーター:全15回) は、次の事業者と各クラスが業界・個社の課題に取り組んでいきます。
- 株式会社前田商会 (長崎市岩川町) ×西村宣彦クラス
- 月香園製茶株式会社 (長崎県西彼杵郡時津町) ×木村眞実クラス
- 山道水産株式会社 (長崎市江戸町) ×髙井計吾クラス
- 株式会社タナカヤ (長崎市浜町) ×辺見英貴クラス
- 有限会社海野清掃産業 (長崎市茂木町) ×津留﨑和義クラス
第1回 (6月11日) では、全体挨拶の後に、各チームに分かれて事業者とお話をしました。事前に、受講生らは、事業者の業務内容を理解し、事業者との顔合わせ・意見交換に臨みました。
今後は、最終発表会 (8月6日開催) に向けて、以下のスケジュールで、文献調査、ヒアリング調査、調査企画の検討等を行います。学生らの研究成果にご期待ください!
■スケジュール:
- ♦ 第2回〜第3回の講義
- ・ 事業者とのコミュニケーションを通しての調査企画
- ・ 事業所見学など
- ♦ 第4回の講義 (7月2日):調査企画発表会
- ♦ 第5回〜第7回の講義
- ・ 調査実施〜分析〜考察
- ・ 最終発表の準備
- ♦ 第8回の講義 (8月6日):最終発表会
■各チームの進捗:
- 前田商会チーム:若者に受け入れられる質屋を目標に、将来の商材を開発する計画です。
- 月香園チーム:お茶の消費量増加に向けて、「これは何だろう…」と思わず手に取ってしまうパッケージ開発を行う計画です。
- 山道水産チーム:主力事業である「手作り干物」の認知向上のために、学生の視点での広報活動等を計画しています。
- タナカヤチーム:新規事業を軌道に乗せるために、新商品洋菓子「カステリーヌ」の販売促進の企画・実施を行います。
- 海野清掃産業チーム:使用済み品のリサイクル率向上のために、消費者の意識変革、行動変容をどのように導くのかを検討します。
*社会イノベーション領域の「領域演習」科目:
- 対象学生は社会イノベーション領域に在籍する2年生
- 開講は第2クォーター (6〜7月)、2コマ×8週
- 履修学生数は、5教員合計で43名、1教員あたり8〜9名 (4〜5人×2チーム)
- 1事業者に、1教員 (学生2チーム) を割り当て
- 履修学生は、本科目の事前学修として、第1クォーターに「プロジェクト・リテラシー」科目を学修済
- 「プロジェクト・リテラシー」科目での学び:
- ✔ コミュニケーション
- ✔ ファシリテーション
- ✔ アンケート、ヒアリング調査
- ✔ リサーチデザイン
- ✔ ドキュメンテーション・プレゼンテーション
- 本科目のねらい:プロジェクト・リテラシー科目 (座学) で学んだ知識を本科目内で実践させることで、学びの定着をはかる。
![]() 各事業者が挨拶をする様子 |
![]() 各チームで事業者から話を聴く様子 |