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学生がデザインしたオリジナルパッケージのお茶の販売がスタート
11月14日(木)、経済学部の学生がパッケージデザインを手掛けたお茶パックが、月香園製茶株式会社 (本社:西彼杵郡時津町) から販売されました。
このパッケージデザインは、6月11日から16回にわたり開講された経済学部の「領域演習※」科目において、企業の経営課題に対する解決案の一つとして開発されたものです。
領域演習※:最終報告会の様子 https://www.econ.nagasaki-u.ac.jp/news/2024/08/2024.08.06a.html。
経済学部の社会イノベーション領域では、西村宣彦教授、木村眞実教授、津留﨑和義准教授、辺見英貴助教、髙井計吾助教が担当するゼミにおいて、共感 (問題を見つけるために情報収集)、定義 (解くべき問題を決める)、アイデア (ブレインストーミングで解決方法を探す)、プロトタイプ (アイデアを検証できる試作品を作る)、テスト (アイデアを評価してもらう)、という「デザイン思考」による実践的な教育をしています。(出所:ジャスパー・ウ『実践スタンフォード式デザイン思考』2019、インプレス)
受講生たちは、関連データの収集、月香園製茶株式会社の月足社長へのヒアリング調査、さらに販売店への訪問調査を行い、お茶の消費量拡大に向けて、「消費者が思わず『何だろう?」と手に取りたくなるパッケージデザイン」を目指し、開発を進めました。
経済学部保護者会が開催された11月16日(土) には、片淵キャンパスの経済学部生協において本商品の販売が開始され、11月30日(土) の経済祭では来場者へ配布されました。この機会を通じて、「領域演習」科目の取り組みを多くの方々に知っていただくことができました。
■パッケージデザイン (3種類)
1. テーマ「お茶とともに広がる心の輪」:
デザインコンセプト「プレゼントしたくなる、された側も飲むのが楽しくなる」
担当班では、以下の4つの要素を重視してデザインを進めました。
①メッセージ欄をつける
②飲んだ後も手元にパッケージを残したくなる
③おしゃれ
④温かみを感じられる
2. テーマ「お茶×ダイバーシティ」:
デザインコンセプト「あなたの元へ 長崎の香りと 変わらない味」
ターゲットは国内外を問わない老若男女とし、「私たちの思いを見た人自身で言語化してほしい」という考えから、お茶に対する連想や想いを視覚的に伝えるコラージュ法を採用しています。デザインでは、安らぎ・落ち着き・平和を連想させる緑色を背景色に使用。長崎を知ってほしいという思いから、長崎市のシンボルマークである紫陽花柄の湯飲み茶わんから長崎の名所や名産品が飛び出す構成としました。また、長崎のお茶を世界中の人々に楽しんでもらいたい想いを、両手を広げる人の写真で表現しています。
3. テーマ「急須への道」:
デザインコンセプト「長崎をPRし、長崎土産となる」
温かみを感じさせる手書きイラストを採用し、イラスト中央に「長崎」という漢字を大きく配置することで、長崎土産であることを強調しているほか、日本のお土産としての印象も強めています。海外からの観光客に本品が茶葉であることを理解してもらえるよう、茶葉と急須をお茶によく合う長崎銘菓のカステラとともに描きました。急須から注がれるお茶は長崎県の地形を形作っています。この急須が描かれているデザインには、本品はティーパックである一方、次回は、ぜひ急須で茶葉を味わってほしいという想いを込めています。
■商品概要:「そのぎ茶ティーバッグ (経済学部オリジナルパッケージ)」
1パック:内容量3g×2個入 200円 (税込)
経済学部生協売店、月香園各店にて好評発売中です。(一部 取扱いの無い店舗もございます。)
![]() ↑各デザインのコンセプト |
![]() ↑経済生協売店の様子 |
![]() ↑3種セット |