2019-06-27 09:42:10
教育訓練
教育訓練
- 職務が要求する水準まで労働者が有する生産能力を向上させること
- 技能:生産能力を体現する動作と知識。訓練によって獲得される
- 教育訓練を考える鍵
- 期間:目的達成までに要する時間
- 内容:なにを訓練するか
- 方法:どう訓練するか
技能は生産能力であり秩序の源泉
- 生産能力拡大に必要。結果として余力も増える
- 技能にすぐれた人物に指揮を仰ぐことは当然
- 非公式組織を成立させる一原因
技能は生活
- 賃金が技能水準に応じて高くなることは理にかなっている
- 訓練が技能を向上させる
- 自信の源でもある
- なにかできるようになれば自身がつく
- 技能獲得パターンを職務経歴(キャリア)という
徒弟制度
経験的熟練を獲得する
- 訓練期間・内容が不定。
- 標準化されない/困難な職場において用いられる
- 参考 徒弟の弊害排除(基69)
- 訓練にかこつけてお使いを頼んではいけない
- 戦前は相当にひどい目にあった徒弟がいたらしい
OJT
近代的熟練を獲得する
- 職務に従事しながら実施する教育訓練
- 訓練期間・内容・方法は明確。
- 長短
OffJT
近代的熟練を獲得する
- 職務を離れて実施する教育訓練
- 訓練期間・内容・方法は明確。
- 長短
- 職務について考える機会。
- 職務に直結するとは限らない、訓練費用高
組み合わせ
教育訓練方法変容
導入訓練・階層別研修・職種別研修
内実はOJTとOffJTの組み合わせ
- 導入訓練:就業直後に実施する訓練
- 階層別研修:権限が増えるときに実施
- 職種別研修:職務内容が変わるときに実施
導入訓練@造船業
- 基本技能と資格
- 造船に関する基礎知識
- 基本技能:溶接、ガス、玉掛、その他
- 資格:技能講習と特別教育
- 期間:3ヶ月
- 中小は合同して実施。全国6箇所
職務経歴(キャリア)
- 職務とこれに付帯する訓練組み合わせパターン
- 労働者生活が半ば決まるらしい
- 景気動向に応じて方針転換があるが・・・
- どの程度使用者が介入するかがミソ
ジョブローテーションとCDP
- JR:使用者が職務経歴を決定する
- CDP:労使双方が相談して決定する
- キャリアパス:使用者の希望
- キャリアプラン:労働者の希望
- 使用者が労働者の職業生活に責任を持てなくなって以来
CDPはホワイトカラーだけ
- 特に大卒労働力
- ブルーカラーは相変わらず安全衛生上JR。
- 生産技術が技能を規定する
- JRがよいと経験的に知られている
次回 賃金