
趙 文静テニュア・トラック助教
- 総合経済第二講座
- 地域デザイン領域
- 担当講義
- 民法問題の研究
- 教育・研究分野
- 民法
- 専門分野
- 家族法
- 研究テーマ
- ドイツ法における夫婦共同生活の法的意義
民法に関する知識が私たちの日常生活と密接に関係していること
民法は私人間の日常生活における関係に広く適用される法律として、私たちが想像する以上に頻繁に使用されています。そのため、民法の理論を分かりやすく説明するために、講義ではできるだけ日常生活で目にする事例を使って、図表を使いながらこれらの事例に関連する民法理論を解説します。そして、このような形で、学生たちに民法への興味を持つように育てます。講義では、民法総則について簡単に紹介した上で、債権法、物権法および家族法に関する基礎知識を解説していきます。

民法の知識を用いて最高裁判所の判例を評釈し、自分の意見を述べること
ゼミでは、学生の自主学習の能力を育成することを重視します。自主学習の能力は、創造的な思考を育てる重要な過程の1つとして、学生時代に役立つだけでなく、将来社会に出たときにも重要なスキルの1つになることができます。具体的には、授業の最初に民法に関する文献の検索方法を指導し、その後、具体的な最高裁判例リストを学生に提供します。学生たちは学んだ文献検索方法を用いて、報告する予定の判例に関する文献をを調査・読解した上で、その判例について報告を行い、自分の意見を述べます。最後に、教員が学生と一緒にこの判例について議論し、それぞれの意見を交換します。

現代社会における婚姻の法的意義を再考する必要性
社会の発展とともに、LGBTの婚姻がより多くの国で認められるようになりました。それに伴い、婚姻形態も多様化してきました。それだけでなく、人々の価値観の変化により、婚姻の内容自体も多様化しています。たとえば、以前は主婦婚が一般的でしたが、現在では共働き婚の割合が大幅に増加しています。また、結婚後同居しない生活方式を選択する夫婦も増えてきています。こうした変化や新たな価値観に対して、法律はどのように整備すべきでしょうか。これらの変化に対応するために、法律を改正する必要があるのでしょうか。このような問題を検討するには、まず婚姻の法的意義を再考する必要があります。
趣味:スキー
仙台に住んでいたとき、よく雪が降っていたので、その機会にスキーを覚えました。
しかし、まだ「ハ」の字での滑り方なので、もっと練習が必要です。

自分で考える力
大学では、専門知識を学ぶだけではなく、それと同時に「自分で考える力」も大切にしてほしいと思います。日々触れる意見や出来事に対して、いつも新鮮な視点を持ち、疑問を持ちながら考えてみてください。そうすれば、将来、人々の意見に流されることなく、自分なりの考えを持ってしっかりと判断できるようになると思います。
