
釣谷 亮介テニュア・トラック助教
- 総合経済第一講座
- 地域デザイン領域
- 担当講義
- ミクロ経済学
- 教育・研究分野
- 産業組織論
- 専門分野
- 垂直的市場
- 研究テーマ
- サプライチェーンにおける企業の行動をゲーム理論を用いて分析しています
ミクロ経済学
ミクロ経済学とは、個人や企業などの行動や意思決定を分析する学問分野です。その目的は、消費者と生産者の合意の元で行われる交換の利益を最大化することです。自身は「価格理論」のパートを担当しています。

企業の行動をゲーム理論で考える
(今年度は受け持っていないので、ここでは予定を書いています)
まず、企業行動に注目したミクロ経済学の応用分野である産業組織論の基礎を Maxima と呼ばれる無料の計算ソフトウェアを用いて学習します。次に、ゼミのメンバーで選んだ産業組織論の教科書を輪読します。そして、ゼミ生の関心に基づき、比較的読みやすい論文や国内外の政府が公開しているレポート等を輪読・発表します。産業組織論の知識を身に付け、現実の企業行動に思いを馳せつつ、論文の執筆を通じて応用理論研究の進め方のようなものを体感してもらえたらと思っています。

企業の競争を規制する…?
他学部の講義を積極的に受講する中で、特に興味を惹かれたのが法学部の経済法の講義でした。法学とは何か?も分からないまま受講したのでほとんど理解できなかったのですが、その扱える対象の広さと企業の競争を規制する…というよく分からなさに惹かれました。まだまだ分からないことばかりですが、部品や原材料を製造・販売する川上企業とそれらを用いて最終材を製造・販売する川下企業からなるサプライチェーンについて理解が深まるような研究がしたいと思っています。
座右の銘は「好きなようにしてください」です
楠木建さんの著書である『好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則』から持ってきました。学部時代からの隠れファンです。エッセイ好きにはたまらない一冊でした。もし悩みがあれば、楠木建さんに相談してみてください。

川の流れのように
うまくいく時はうまくいくと思いますが、うまくいかない時はそういう時期もあると割り切って、ひとまず続けてみるのも大事だと思います。仮説を立てて試行錯誤し、失敗を糧に修正・改善を繰り返し、適度に運動と休息を取りながら、人との出会いや繋がりを大事にして、健やかな日々を送ってもらえれば幸いです。もしご縁があれば、その時はよろしくお願いいたします。
参考: 「川の流れのように」は楠木建さんが執筆された記事を参照しました (https://dhbr.diamond.jp/articles/-/1419)
