
間島 羽奈子テニュア・トラック助教
- 総合経済第二講座
- 社会イノベーション領域
- 担当講義
- マーケティング、
マーケティング・リサーチ
- 専門分野
- マーケティング、
図書館サービス、サービス行動
- 研究テーマ
- 図書館サービス品質評価の学習満足度への影響、
社会教育施設における理念が従業員のサービス行動に与える影響
顧客のニーズに基づき価値を創造・伝達し説得する活動
マーケティングは、顧客のニーズに基づき価値を創造・伝達し、説得する活動(恩蔵, 2019)です。「マーケティング」の講義では、事例を通して、組織がどのように消費者層を細分化し、製品・サービスを創造し、誰に対してどのように価値を伝え、どのような販路で提供するのかというプロセスについて理解を深めます。また、「マーケティング・リサーチ」においては、講義でマーケティング活動について理解した上で、演習形式で質問紙調査などの量的調査とインタビューなどの質的調査について理解を深めます。

今後ゼミで扱おうと考えている内容
ゼミナールのテーマは,マーケティング論,サービスマーケティング論を中心にしたいと思います。ゼミナールを通して伸ばしてほしい能力は、マーケティングの専門知識、議論する能力、調査を実施し分析する能力、文献を検索する力です。前半はテキストを輪読し、担当の章を要約したレジュメを作成し、疑問に思ったことについて調べ自分の考えも発表し合います。また,後半はマーケティング・リサーチに関する演習として、例えば,小売店におけるサービスに関して検討したいことを考え、質問票を作成し、調査・分析を実施します。その後,調査分析を行った結果と考察に関する報告書を作成し、ゼミ内で発表することを考えています。

顧客の側からみたサービス評価と従業員のサービス行動
大学生の時、図書館情報学の授業の中で、図書館が利用者の細分化(セグメンテーション)を行い、利用者のニーズに基づいてサービスを設計し提供しているということを知りました。また、超高齢社会において、図書館が高齢者のニーズをどのように捉えているのかに興味を持ち、図書館サービスを対象にしたマーケティング研究を始めました。現在は、従業員のサービス行動にも興味を持ち、組織の価値観や方針である理念が従業員のサービス行動にどのような影響を与えるのかなどを量的・質的に研究しようとしています。
没入感と再発見の楽しさ
絵を描いたり芸術鑑賞することで、別世界に没入することが好きです。また、鑑賞後に他の人の感想をネットで読んだり、対面で話し合うのも、視野を広げたり相手や自分を再発見できていいなと思います。

価値観を明確にして行動してみる
自己評価や他者評価に必要以上に囚われすぎず、自分が「人間としてどう行動したいのか」という価値観に基づいて、何をどのように学ぶか選択し、自分らしく歩んでほしいと思います。
