
CHEN MINGYANテニュア・トラック助教
- 総合経済第一講座
- 担当講義
- マクロ経済学
- 教育・研究分野
- マクロ経済学、
財政政策
- 専門分野
- 動学マクロ経済学
- 研究テーマ
- 租税・社会保障政策の動学一般均衡分析
- 所属学会
- The Econometrics Society、
日本経済学会
私たち一人ひとりの日常が積み重なって、マクロ経済になる
講義では、国全体の経済を対象にしたマクロ経済学を扱います。景気変動や経済成長といったテーマを取り上げ、モデルを使って経済の仕組みを理解することを目指します。ただ忘れないでほしいのは、私たちがものを買ったり売ったり、仕事したりしなかったりする日常が、実はマクロ経済を形作っているのです。理論を学ぶだけでなく、現実の経済や政策の動きにどう関わるのかを考えることも大切にしています。
「動学マクロ経済学へのいざない」
冒頭に引用したのは、ゼミで使う予定の蓮見亮先生のテキストのタイトルです。ゼミでは、マクロ経済を数量的に分析するための動学マクロ経済学の手法を学びます。テキストを一緒に読み進めながら、ソローモデルや世代重複モデルなどの動学的な枠組みに触れ、経済の長期的な変化や政策の影響を考えていきます。数値計算のためのプログラミングも取り入れ、実際にモデルを動かしながら理解を深めていきます。
先生の講義が、自分の進む道を決める大きなきっかけになった
学部時代に受けた社会保障の講義が、この分野に興味を持つきっかけでした。先生の授業がとても魅力的で、「この分野をもっと深く知りたい」と思うようになりました。大学院で日本に来てからは、また別の先生と出会い、モデルを使ってマクロ経済を数量的に分析する手法を教わりました。経済をモデル化して政策実験を行う過程に面白さを感じ、今後もこういう研究をしていきたいと考えるようになりました。学部で芽生えた関心と大学院で身につけた方法が合わさって、今の研究につながっています。
大事な相棒です
趣味はミュージカル鑑賞です。いろいろ観てますが、前方席が取れることはごくわずか。基本的に双眼鏡を使って観てます。8倍の双眼鏡があれば、多くの劇場では最後列からでも心配いりません。役者さんの表情がよく見えます。双眼鏡を選ぶ際には明るさにご注意を、なるべく明るくて軽いものをおすすめします。ちなみに好きな作品は『アナスタシア』です。
その先の未来へ
高校生活って、勉強に部活に人間関係に..いろいろあって大変ですよね。ときには、先が見えなくて不安になることもあると思います。でも不思議なことに、今の努力や経験があとから思わぬ形で役立つことがあるんです。未来はまだはっきり見えなくても、だからこそ大きな楽しみが待っているとも言えるでしょう?だから焦らず一歩ずつ、疲れたら休みつつ、自分の歩幅で進んでいければきっと大丈夫です。