令和4年度学生懸賞論文表彰式

学生活動

【令和4年度 学生懸賞論文表彰式が行われました】

令和5年3月7日(火)、令和4年度経済学部学生懸賞論文の表彰式が行われました。

今年度は9編の応募があり、3等に3編の論文が入選し、表彰式では入賞した3名に、深浦学部長から賞状と賞金が手渡されました。


後列左から:林徹教授、深浦厚之学部長、南森茂太准教授

辻直晃さんは『陸奥宗光の長崎修業』を執筆し、明治時代になって大蔵官僚や外務大臣として活躍する陸奥の基礎は、幕末期における長崎でのOJTによって築かれたことを明らかにし、また寺田寧々さんは『シーボルトが見た日本の統治体制』を執筆し、シーボルトが江戸時代の統治体制を近代的な市民革命を経験した国民国家に匹敵するものと高く評価していたことを明らかにしました。林田侑子さんは『日本国内の老舗企業の事業承継について』を執筆し、三代目による経営改革が老舗承継の分水嶺であることを、先行研究・関連データ・実例・ドラマを引用・参照しながら具体的に論証しました。

表彰式の後には、学部長、受賞者の指導教員の林徹教授と南森茂太准教授、受賞者の間で論文内容に関連した意見交換が行われました。

この懸賞論文制度は、学生の学術研究活動を奨励するため経済学部後援会と長崎大学経済学会の支援を受け、毎年実施されています。これからも学生の皆様の活発な応募を期待しています。

入選論文は『学生懸賞論文 入選論文集 2022』として3月3日に刊行されました。

過去の学生懸賞論文一覧
http://www.econ.nagasaki-u.ac.jp/ear/research/index.html#prize_essay