実施報告
実施報告
「長崎大学経済学会・2023年度第6回ファカルティセミナー合同研究会」を開催しました。
2024年2月29日16時30分より、経済学部ファカルティセミナー室において、神奈川大学の宇井貴志先生を講師にお招きして“Rational Inattention and Endogenous Volatility: A Large Deviation Approach”というタイトルの研究報告会が行われました。
本研究では、外生的に決まる状態に不確実性のある経済環境で、他のプレイヤーの行動と自身の行動に相関がある場合を考えます。この場合、プレイヤーの平均行動にボラティリティがあり、このボラティリティは外生的ボラティリティと内生的ボラティリティに分けられます。宇井先生からは、プレイヤー数が無限に近づく場合、このような経済において、状態と他のプレイヤーの行動についての情報取得がどのように平均行動に影響するか、また、内生的ボラティリティは消滅するという報告がなされました。