留学生日記

留学日記 イタリア

カ・フォスカリ大学 2022年9月~2023年2月

吉武 果実 (2020年入学)

私はカ・フォスカリ大学 (イタリアのベネチアにある大学) に半年間の留学をしている。今回はイタリアにきて4か月時点での留学生活を紹介していこうと思う。

まず、大学の授業についてだ。留学生は学部や学年にかかわらず、自分の興味ある授業を自由に履修することができる。私は、経済の授業と留学生向けのイタリア文化の授業を履修した。授業は英語で開講されているものを選択した。また、カ・フォスカリ大学はイタリアで一番大きな規模の日本語学科があるため、日本語の授業にインターンシップとして参加することができる。日本語の授業に参加している学生は日本に興味があるため、イタリア人の学生と仲良くなりやすいことがカ・フォスカリ大学に留学するメリットでもあると思う。

次に、日常生活についてだ。大学があるベネチアの島は非常に狭く、住む場所が少ないため、私はイタリア本土のほうのメストレという町に住んでいる。夜遅くまでスーパーなどのお店が開いていないことや、駅周辺は治安が悪く薬物の売人がいるなど、日本と全く違う部分も見受けられる。円安の影響やベネチア自体が観光地でレストランなどは観光地価格であるため、物価は日本より若干高いと感じることが多い。しかし、スーパーで買い物をして自炊をすれば、果物や野菜などは日本と同じかそれよりも安いため外食をするよりかなり安く抑えることができる。私が住んでいるメストレには、アジアンマーケットが点在しているため、日本の調味料はそこで手に入れることができる。しかし、私はイタリアンの作り方を勉強したいのと、イタリアンを作るほうが食材を手に入れることが容易なので、自炊をするときはイタリアンを作るようにしている。

最後に、授業以外の時間の過ごし方についてだ。イタリアにきてかなりコミュニティが広がったため、多くの時間を友達と過ごしている。友達と一緒にお家でご飯を作って一緒に食べたり、友達の誕生日パーティーを開いたりして、いろんな人とたくさん交流している。また、ヨーロッパは航空券が非常に安く、連休の時は友達と他の国に旅行に行き、観光地を巡ったり、その国の郷土料理を食べたりしている。日本にいるときよりも多くの時間を友達と過ごすため、家族以上の関係の友達がたくさんできた。

留学に来ないと出会えなかった人たち、得られなかった新しい価値観、様々な経験、留学はたくさんのものを得られる貴重な機会だと思う。どこの留学先に行くかというのももちろん大切だが、これから留学に行く人は、その場所で誰と時間を過ごすか、どんな経験をするかに焦点を置いて留学生活を送ってほしいと思う。

2023年2月更新


写真1
ベネチアにあるパスタ専門店
写真2
友達が留学しているイタリアトレントの
クリスマスマーケット
写真3
通学で使う水上バスからの景色
写真4
友達と開催したクリスマスパーティー
写真5
スペインのバルセロナに
長崎大学経済学部の
ヨーロッパに留学している友達みんなで
旅行に行った時に撮った写真