留学生日記
留学日記 イタリア
カ・フォスカリ大学 2024年2月~2024年6月
アレンケ 亜都真 (2021年入学)
私はイタリアのカフォスカリ大学に半年留学中です。現在は、期末テストも無事に終え、帰国までの期間をイタリアで過ごしています。消滅の危機にある水の都ヴェネツィアに大学は点在して位置しており、毎日素敵な運河と街並みを眺めながら通学します。日本語学科のイタリア人学生と友達になれるのもカフォスカリの特徴です。ヴェネツィアが観光地であることからも、非英語圏でありながらインターナショナルな環境で勉強ができる素敵な場所です。
しかし、留学には想像を絶するほど試練が多いです。特に苦労したのは、家探しでした。物価も高く、様々な理由から住める家は本当に見つかりません。また島の特殊な環境について、誰も教えてくれないので、自分で先輩をあたって情報収集をしないと、渡航前からつまずいてしまいます。留学は自分の行動が全てで形作られるものです。交換留学を決意した瞬間から既に留学は始まっているのでした。
授業に関しては、どの分野の授業も自由にとることができるのが特徴です。私は主に言語学を勉強していました。一般言語学という授業で、日本語の複数形に関するプレゼンを行い、初めて言語という視点から日本を分析しました。ただ、分野が異なるため、単位交換にならない、分野のバックグランドが無いと大変、という点は抑えておいた方が良いでしょう。英語B2があれば留学できてしまうため、授業と自分のレベルを考慮して授業を決める必要があります。
最後に、留学は人を大きく変える通過点の一つに過ぎません。そこから得るものも感じるものも自分が行動した結果です。イギリスに留学できなくて落ち込んでいた反面があったのですが、イタリアという私の選択は間違っていなかったと思います。予想していなかったことの連続が今の私を成り立たせてくれました。視野を広く持つこと、たくさんの情報から答えを見つける事。そんなことの繰り返しが大切なのだと思わせてくれるような交換留学となりました。
2024年8月更新

イタリアではスプリッツというカクテルのようなさっぱりした食前酒が有名です。

ウィーンにオーケストラを見に行きました。

ミラノのドゥオーモ

学生証と大学のシンボル

学生寮。いつも夜までみんな談笑してます。