2015年2-3月アメリカ研修

2015年2月26日から3月10日までの13日間、経済学部の2年生の学生15名ならびにDesi Tomと古村由美子(共に経済学部国際ビジネス教育研究センター)の2名の教員、総勢17名でアメリカ合衆国東部デラウェア州ニューアークにあるデラウェア大学のAlfred Lerner College of Business & Economicsにて短期海外研修を行いました。

本研修では一般家庭にホームステイし、大学での授業受講(午前中)、大学内外における様々な活動や企業訪問(午後)、ワシントンDCとニューヨークでの施設訪問を行いました。

ホームステイでは、2名か1名ずつが各家庭に9日間滞在し、家族の方たちにアメリカの家庭料理でもてなしていただき、温かく接していただきました。毎日朝から晩まで英語に浸る環境に最初は緊張していましたが、最後はずいぶんと慣れたようです。

授業ではマーケティング(Michal Herzenstein助教授)、アメリカ経済史(Farley Grubb教授)、Trading Labでの株取引に関する授業(Bruce Weber学部長)を受講しました。マーケティングの授業では、消費者行動や心理について広範に説明が行われ、さらに倫理的問題なども含む非常に凝縮された高密度の内容を学び、経済史では、アメリカ独立から1919年までの貨幣史と銀行の成り立ちについて学習しました。Trading Labには、実際に株取引を行うソフトが備えられており、取引のシミュレーションをするという充実した体験をすることができました。

キャンパスは広大で美しく、また様々な施設が完備されていました。敷地内にはオリンピック選手養成のためのスケートリンクがあり、本研修参加学生はそこでトレーナーからスケートの授業を受け、1時間後にはなんとか滑れるようになりました。また複数の体育館がスポーツ競技ごとに備えられており、今回は女子バスケットボールの他校との試合の応援に参加しました。チアリーダーや大学のマスコットも応援に駆け付け、とても華やかな試合でした。またデラウェア大学で日本語を学んでいる学生さん達とも交流ができ、互いの文化について語りあうことができました。

企業訪問では、1946年に創業された、HERR'sというポテトチップス工場を見学しました。ジャガイモを洗った水の中に含まれるグルテンを、紙をつくるために再利用する、というリサイクル面でも秀でた会社でした。今回予定されていたAmazonの倉庫見学は悪天候のため、キャンセルされ残念でした。

ワシントンDCでは、ホワイトハウス、国会議事堂、最高裁判所、国立宇宙博物館、リンカーン記念館などを見学しました。ニューヨークでは、ニューヨーク証券取引所、ウオ―ル街、グラウンドゼロ、自由の女神などを訪れました。これまでテレビでしか見たことのない著名な施設を目の当たりにし、感動しました。

今回は異文化の方たちと接する機会が多く、日本文化についても多くの質問を受けましたが、なかなか答えられなかったようです。自分自身が自分の文化について知らないということに初めて気づき、今後も学ぶべきことがたくさんあることを実感した、貴重な研修となりました。

追記:デラウェア大学のWebに長崎大学からの研修団訪問の記事が掲載されました。

Lerner Hall 前にて
Lerner Hall 前にて
終了式後に全員で写真
終了式後に全員で写真
Trading Labの授業風景
Trading Labの授業風景
自由の女神像
自由の女神像

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