2016年3月フィリピン研修
2016年3月13日から22日までの10日間、国際ビジネスプログラム2期生の1年生のうち9人がフィリピンでのGSR短期海外研修に参加しました。経済学部教員ウマリ・セリヤ・ロペスと小野康子が同行しました。
研修初日の表敬訪問にてフィリピン大学ロスバニョス校の学長より歓迎の言葉を頂き、研修を開始しました。大学ではフィリピンの経済と社会、農業ビジネス、企業家精神、人的資源に関する授業を受け、フィリピン経済や社会の現状及び課題を学びました。
フィリピン大学ロスバニョス校は農業に関する教育、研究に力を入れる国立の大学です。広大な大学の敷地内に大小の研究所があります。その中で、稲作の研究開発を行う国際稲研究所、植物の種子の開発改良を行う研究所、水牛の改良や乳製品の開発を行う研究所などを訪問しました。これらの研究所は研究開発だけでなく、最新の技術や経営方法に関する研修を農業従事者向けに行い、彼らの安定した生活の実現に貢献しています。
マニラでは、双日フィリピン会社を訪問しました。社長より、商社で仕事をするには誠意を持って接し良好な人間関係を構築することが大切であり、フィリピン社会への貢献を考え取り組んでいるという話を聞きました。企業にとって利益の追求以外にも重要なことがあることに気付かされました。
10日間の研修では、大学、研究機関、企業が様々な形でフィリピンの社会に貢献している現状を学ぶことができました。また、学生交流を通しフィリピンの文化や習慣にも触れ、多くの刺激を受けることができました。参加したそれぞれの学生が社会に対する視野を広げ、今後の学修課題を見つける貴重な機会になりました。
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