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 西南財経大学金融学院の陶启智先生が来日され、集中講義「アジア市場分析Ⅰ」を担当しました。この講義は、海外から専門の研究者を招聘し、日頃日本ではなかなか受けられない、多様な視点での講義を英語で行うのが特徴です。今年の授業は、受講者全員でのディスカッションと連携・協調が最大のポイントでした。
 まず、陶先生よりM&Aの基礎として、理論とそれに関連する事項(取引の特性や、種類、動機、プロセスなど)について説明し、またその内容に応じてアメリカ、イギリスや中国などの考え方、制度の違いをパワーポイントを使用して説明があり、その都度「何故か?」の問いが出されます。それを受講者全員で協議し、「こうだと考える」と回答するといったスタイルで行われました。
 日本で多く行われている講義形式ではなく、受講者全員で話し合い、連携して答えを導きだしそれを発表する。そういった進め方に受講者は、「自分で考える” 思考力、創造力” を基に他の受講者との” 協調・連携” をとることができた」「基礎から理論展開していったので理解しやすかった」「大変参考になった」といった手ごたえを感じていました。また、受講生は英語の能力不足という大きな課題も受講者自身が感じ、これから世界で活躍する国際人となる為になお一層、英語能力を向上させるという意識を高めました。

 

 

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Empirical Study on Asian Financial Markets

Edited by Masayuki Susai Hiromasa Okada

本書は、2006年12月に長崎大学において開催された国際カンファレンス等で報告された東アジアの金融市場を対象とした金融および会計学における実証研究の成果をまとめたものである。