2017年6月7日

南森茂太准教授が経済学史学会
研究奨励賞論文賞を受賞しました。

長崎大学経済学部

経済学部 南森茂太准教授が経済学史学会から研究奨励賞論文賞を受賞しました。同賞は,若い世代の会員による経済学史,社会・経済思想史研究の活発化と発展に資するため,40歳未満の学会員の過去3年以内に刊行された論文に授与されるものです。授賞式は「経済学史学会第81回全国大会 (2017年6月3日~4日,徳島文理大学・徳島キャンパス)」の総会で行われました。


受賞対象となった論文は「神田孝平における「人民」」(『経済学史研究』57巻2号,2016年1月) で,幕末から明治初期にかけて官僚,洋学者,思想家として活躍した神田孝平 (1830-98) が,当時支配的であった「愚民」思想を持つことなく,「人民」を政治・経済の自立した担い手であるとの認識をもとに,政治・経済に関する諸制度改革を提言していたことを明らかにしたものです。なお,南森准教授以前の受賞論文の全てが,欧米の経済学者及び経済思想家を研究対象としているものでしたが,南森准教授の論文は日本の経済思想家を研究対象として初めて同賞を授与されたものです。


経済学史学会HP: http://jshet.net/



授与される南森准教授

授賞後の記念撮影 (南森准教授: 左から2番目)

賞状

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